このご時世で仕事を退職、または収入が減ってしまった。
生活が苦しい。
なのに年金の催促状が送られてきて、どうすればいいの?
将来を考えると年金の支払いもしておきたいし、
そもそも義務だし…
でも今、年金を支払うには生活が苦しい、、
いや、お金が足りない!
そんなお悩みを抱えていませんか?
かく言う私も、実は今年の初めに退職後、想像以上に厳しい現状に転職先が決まらず、ぎりぎりの生活をしております…
そんな時に、年金の納付書が届き「とてもお支払いできない~!」と悲鳴を上げてしまいました。
もくじ
国民年金減免申請に行ってきた
ということで今回は、年金の減免申請に行ってきました!
この記事を読んで、こんな風に申請できるのか、と少しでも皆様の助けになれば幸いです。
国民年金とは?
ではまず、国民年金とは何なのか?何のために支払っているのか?そしてこれは義務なのか?
そんな基本的なことをおさらいしていきます。
国民年金
国民年金とは、簡単に言えば【国の保険】と言えます。
◆老齢基礎年金と言って65歳から終身給付を受けられるもので、これが一般的に広く知られていますね。
ですが実はそれだけでなく、
◆障害基礎年金で加入中の病気やケガなどで一定の障害を負った場合に支給されるもの。
◆遺族基礎年金という、年金受給者や被保険者が亡くなったときに配偶者か18歳以下の子が給付を受けられる
という制度もあるのです。
日本国内に住んでいる20~60歳の方は全員が加入するものですが、
ただし会社などに勤め、厚生年金保険・共済組合などに加入している方は直接国民年金を納める必要はありません。そしてなんと有難いことに、この厚生年金等に加入している方は会社が上乗せで年金を負担をしてくれているのです。
その分、加入していない人より将来受け取れる年金が多く受け取れます。
これは扶養されている方々も同じくです。
つまり、自営業やアルバイトなどで厚生年金等に加入していない方は、将来国から受け取れるものは国民年金(=基礎年金)の分のみとなります。
何のために支払っているの?
国民年金は
・老齢基礎年金
・障害基礎年金
・遺族基礎年金
がありますが、何のためなのかと言うと
『老後の貯え』と『何かあったときのための貯え』になります。
貯えなら、貯金でもいいんじゃないか?と思われる方。
私もそう思っていました。
ですが、
国民年金の大きな特徴は【生涯にわたって受給できる】と言うこと。
つまり、生きている間中もらえるのです!
貯金だと、自分の貯めた分が限界ですよね。その貯金が無くなってしまったらおしまいになりますが、国民年金は【生涯】です。
ここが大きなポイントです。
国民年金は義務なの?
はい、義務です。
私たちの支払ったお金で今の国民年金を支えているので、よくある
「自分たちが大人になったときには年金なんて雀の涙ほどなのではないか」
なんて言われていますが
先のことはわかりません。
ですが1つ言えるのは、していない人より、している人の方が何かしらで“お返し”があるはずです。
雀の涙でももらえる方がましだろうし、何かに優先的にしてもらえること・ものが出来るかもしれないし。
と、私は考えています。
恐らくそうでないと、一生懸命に支払ってきた国民は納得しないでしょうしね。
それでも納付が難しい…
さて、年金のこと、必要性などは理解できましたね。
しかし
それでも、、それでも今現状の支払いが難しいのだという方。
そんな方に、救済措置として減免申請があるのです。
免除・猶予申請=どんな人が免除されるのか
それではまず初めに、
どんな方が免除申請できるのかを紹介していきます。
①退職によって納付が困難になった方
②コロナウイルスの影響で納付困難になった方3
③国民年金第1号被保険者(※)が出産した場合3
(※第1号被保険者:20歳以上60歳未満の自営業・農林漁業者とその家族、学生、無職の方)
④経済的に納付が困難な方
このような条件の方々が免除される可能性があります。
実際の手続き
さて、今回私は[①退職によって納付が困難になった方]という枠で申請しました。
この申請を実際にお話いたします。
1.お住まいの役所に行く
まずはお住まいの地域の役所へ足を運びましょう。
混んでいることも予想されますので、時間には余裕を持って!
そして持ち物は、身分証明書と退職・無職を証明できるもの。
身分証明は、保険証とクレジットカードの両方でも対応しますよ、と仰ってました。
私の場合は【免許証】と、ハローワークで出してもらっている【雇用保険受給資格者証】を持って行きました。
2.国民年金納付相談の窓口へ
・国民健康保険課(国民年金)
・国民年金課
などの窓口になりますが、
「この階かな?」と行って、10分くらい待ってからいざ相談!してみると、
「減免の申請については違う窓口でしてるんです」なんてことになったり…
どの階に行けばいいのか分かりづらい案内もありますので
受付の方に聞いてみた方がスムーズにいくかと思います。
3.「生活が苦しくて納付が難しい」旨、相談・面談
そして相談。
その際には、納付が困難ということを伝えると、困難になった理由を確認されます。
その理由によって免除なのか、猶予なのか、また全部なのか一部なのか、など、その方の状況に合う(申請できる)サポートを探してくれます。
なので、本当のことをちゃんとお伝えし、分からないこともここでしっかりと聞いておきましょう。
4.申請書に記入
面談を終えると、申請書を持って来てくれるので、必要事項を記入。記入事項は名前と生年月日と基礎年金番号くらい。特別なことは何もなく簡単です。
5.あとは結果が届くまで1か月くらい待つ!
以上です。
面談スタートしてからの所要時間、10~15分程。
必要書類さえ持っていけば、その手続きだけであとは結果郵送されてくるのを待つだけ。
どうでしょうか、簡単ですよね。
そして何より役所の方々はお優しかった…寄り添ってお話して下さる方が多い印象です。丁寧にわかりやすく説明して不安を取り除いてくれるようなお話でした。
こんな簡単に手続き終わるんだ~と驚くほど簡単でした。
実際の申請条件・申請に必要な書類はこちらですので、確認してみてください。
⇒年金の制度や仕組み、保険料に関するもの|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
ここで要注意!
「これ支払いしなくても、免除申請しなくてもあまり関係ないんじゃない?」
と思われたあなた。
それは大間違い!
なぜならちゃんと申請さえしていれば、支払いしなかったとしても年金額1/2は保証されるのです。
申請をせずに保険料を支払わなければその分保証は勿論ありません。
ですので絶対に!申請してください。しなくては損です!
まとめ
ここまでのお話はあくまでどうしても支払いが難しい、生活が苦しいという方に向けてのお話です
あんに申請してしまうと、将来支給される額が減ってしまうことはお話した通りです。
お役所の方に言われた実際のお話ですが、
「生活を切り詰めて、苦しい思いをしてまでも納めなくちゃ、とは思わなくていいんですよ」
というお言葉。
勿論義務ではありますが、将来に備えて今の生活で借金してまで支払ってもらおうとは思ってないです、と仰ってました。
さて、今回は、
①国民年金とは?
②それでも納付が難しい…
③免除・猶予申請
④実際の手続き
⑤要注意!
⑥まとめ
をお話いたしました。
参考になりましたでしょうか?
勿論、年金納付が出来ない、しないことを声を大にして言えたことではありません。
ですが少なからず、私のようにお悩みの方がいらっしゃるのではないかと思い記事にしました。
その分お仕事見つかったら追納します!※追納に関してはまた別記事書こうと思います
私は本当に若い頃、かなりの極貧生活をしており親も近くにおらず、世の中のこういった仕組みを理解していなかったので、誰にも頼れずかなり苦しみました。
そんな人が1人でも減って欲しいし、
1人で悩まず、気軽に役所に相談してみたり
このブログを読んで、出来ることを少しずつでもしてみたり
心に余裕を作ることが出来たらいいなぁと願うばかりです。
この他にも申請できる給付金や減免申請もあります。
是非こちらも合わせてご覧下さい。⇓
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