「お金がないけれど、生活をしていかなくちゃいけない…」
「でも、友人やパートナーとも楽しい時間を過ごしたいし…」
こんな気持ちを抱えている方は少なくないと思います。
実は、2019年に厚生労働省が実施した国民生活基礎調査によると、
「生活が苦しい」と答えた世帯はなんと全体の54.4%にも及びました。
つまり、半分以上の世帯が生活が苦しいと思っているのです。
生活をしていくにはお金が必要不可欠。
ですが、このようにお金が足りなかったり、十分に使えるお金がなかったりと悩んでいる方。
そんなお悩みに、お金を使わないで生活する方法、遊べる方法と、心掛けををご紹介します。
これさえ読めば、
今まではお金を使って楽しんでいたものが「お金を使わず」「充実して」生活でき、遊んだり、楽しむことが出来るのです。
もくじ
お金を使わない ということ
お金を使いたくない理由は、人それぞれあるかと思います。
- 使えるお金が少ない
- 無駄なお金を使いたくない
- 貯金をしたい
- 使いたいところがあるので、他の部分は減らしたい
等々…
このように様々な理由があって、「お金を使わないようにしよう」と考えるものだと思います。
しかし、どんな理由があっても皆共通の考えや思いもあるのです。
それは
「お金を使わないことで、心まで貧しくはなりたくない。お金に関係なく、充実した生活を送りたい」
という思い。
自分から進んでお金を使わない生活を選んだ人も、
使えるお金がないから仕方なく、という人も
心は充実させていたいと望んでいる筈です。
そのためには
“やりくり上手”を目指し、さらに充実した生活を送る人になれる方法を考えていきたいと思います。
お金を使わない生活
まずは生活する上で、お金を使わない方法を考えましょう。
①浪費、無駄遣いしない
ここが1番大切なことかもしれません…
皆さんは、パッと思い浮かぶ「無駄遣い」はしていませんか?
水光熱の無駄遣い、
家にあるのに今欲しいから買ってしまう、
お腹すいていないけど友人と一緒だから食べちゃえ!、
同じような服あるけどこれかわいいから欲しい!
…などなど、気持ちはよくわかります。
ですが、そんなことばかりだとお金が出ていくだけなのも当然です。
自分で無駄遣いとわかるものはすぐにやめましょう。
②固定費の見直しをしてみる
固定費がいくらかかっているかをご存知ですか?
その固定費は、減らすことは出来ないでしょうか?
例えば、
◆保険料を見直してみる
◆スマートフォンの料金プランを見直してみる
◆光熱費のプランを見直してみる
◆引っ越しを検討する
引っ越しを考えると引っ越し自体にお金がかかってしまうのですが、
長い目で見たときに固定費を下げた方が得になる場合は、検討してみてもいいかと思います。
このように固定費を下げることで毎月の支出を減らせます。
毎月決まって出ていってしまう金額が減らせたら、かなり心強いですよね。
③お金の流れをしっかり把握する
生活する上で、お金がいくら入ってきていくら使っているのか、
自分のお金の使い方を把握・理解していますか?
収支(収入・支出)の把握、
そして自分がどのようなものにお金を使いやすいのか、実際に使っているのか。
それらを把握することは自分の生活や心を把握するのにもとても良い手段になりますし、それが分かれば、
「これはいつも“つい”買ってしまうものだから…今日はやめておこう」
なんていう風に、自制できるようにもなります。
なんとなく でお金を使わず、自分の意志をもって行動することが重要です。
④本当に必要なものか考える
物やサービスを購入する際に、本当に自分にとって必要なものなのかをしっかり考えて購入しましょう。
そうすることで無駄遣いを減らすことも出来ますし、その物の価値をしっかりと見極められるようになるはずです。
例えば友人と買い物に行ったとしましょう。
その時にどんなに盛り上がったとしてもその場の“ノリ”だけで購入してしまうと、その場はとても満足感があるかもしれません。
ですが、家に帰ってから、時間が経ってから、
「どうして買ってしまったんだろう…」
といういうように、後悔することもあります。
折角楽しくお金を使えたのに、あとから後悔するなんて勿体ないですよね。
どんなときでも、お金を使うときにはそのものの“価値”を考え、【本当に自分に必要なものなのか】をしっかり考えるようにすると、後悔も無駄遣いも減るでしょう。
⑤生活の見直し
お金を使ってしまいやすい生活をしていませんか?
・職場の周りに美味しいお店が多いから、ランチタイムにお金を使ってしまう
・仕事に疲れて、つい飲みに行く機会が増えてしまう
・ネットを見ているとつい買い物してしまう
・コンビニに寄るのはルーティーン
まだまだ、例はありますが…
つまりは、生活スタイルの中に“無駄”が組み込まれていませんか?
これは改善できると、お金の面だけでなく“心”も変わってきます。
◆ランチタイム
・美味しいお店は週に1度、月曜日だけにする
・飲み物はマイボトルを持参
もしくは美味しいものをしっかり味わうためにお水を頂く
・お店を見習って、お弁当を作ってみる
⇒週1度なのでご褒美感があり、楽しみな気持ちがより倍増する。
月曜日にすることで、ブルーマンデーをハッピーマンデーにできる。
(自分が乗り越えたい曜日に設定するとgood◎)
ジュースなどを控えられて、美味しいもの、そのものを味わうことができる。
お弁当を作ることで、自分でも自分自身を満たせると証明をする。(自信がつく)
◆飲み会
・飲み会も週に1度、金曜日だけにする
・コスパのいいお店を見つける
・飲み放題付・コース料理や、飲み放題コースなどコスパのいいものを頼む
・お家で集まって飲み会を開く
⇒休みの前日なので、明日のことを考えながら飲まなくていい。
コスパのいいお店やコースを探すこと、そしてそれを提案するというのは幹事の仕事。幹事が出来る人は仕事が出来るとも言われている。
自分の興味のある所にいけるので楽しみが増える。
ホームパーティー形式にすることで、よりリラックスできるし、
いつも外で飲んでいた仲間とであれば今までと違う一面も見えるかも。
◆ネットでの買い物
・SNSやサイトでほしいものを見つけたら1度“保存”
・似たものでもっと好みに近いもの、お得なものがないか探してみる
・その商品を試せるなら実際に試せるところ(店など)に行ってみる
・その商品の口コミを見てみる
・翌日にその商品はどうやって、どのタイミングで使えるか考える
⇒即買いしてしまわないようにすることで、自制できるようになる。
より自分の好みや、望む形(値段やセット売りやだったり郵送方法、タイミングなど)に近い状況のものが見つけられるようになる。
見つけられるようになる自信がつき、次に欲しいものが見つかっても、本当に欲しい状態のものだけを購入しようとする癖がつく。
【欲しい】という気持ちを少し落ち着けてから、実際にどう使えるのか、洋服であれば自分の持っているものと合わせやすいか、またそれを着られるタイミングはどれだけあるのかを考え、実際に出番が少ないのであれば購入しても勿体ないので見送る ということもできる。
実際に試したり、口コミを見ることで自分の思っていなかったその商品の長所や短所が発見できる可能性がある。試すことで分かることは間違いなく沢山あるし、他人の目線からの意見(口コミ)はとても勉強になる。
◆コンビニがルーティーン
・まずはコンビニに行かないことをルーティーンにする
・行く前に必要なものを書き出していくこと
・レシートをもらって、今週いくらコンビニに使ったか確認
⇒「行かない」を当たり前にすると時間の余裕が出来る。
必要なものを書くきだしていくことで、それ以外に目が行くことが減る。
そういったことが自己管理に繋がる。
さらに、レシートでコンビニに使ったお金を計算することで、自分の行動を考え把握・自制することができる。
コンビニで食べ物を買うことが多い人は特に、その回数が減れば添加物の入ったものを食べる回数も減るので、体にも良い。
⑥前向きな気持ちで“やりくり”することに取り組む
「お金を使わないように…」
「節約しなきゃ…」
と、暗い気持ちになってしまうようなやり方は止めましょう。
【お金がないから節約】ではなく、【あるお金でやりくり】
と前向きな気持ちで取り組みましょう。
また、
お金を使わないことが目的ではなく、
『+お金も使わないで済むし!一石二鳥!』となるように考えると心も軽くなります。
例えば、水光熱を無駄に使えば環境問題にも繋がります。
・電気やガス、水道の使用を必要最低限にすることで、環境に配慮できるようになるということ。それに、お金も使わないで済む!とか
・お弁当にしたのは、お料理の腕を上げる為!
・お店探しして幹事みたいにするのは、視野を広げたり、人をまとめたり・段取りを組んでみたり、スキルアップのため!
・洋を服買うことが減ったのは、今流行りのサステナビリティ!あるものを大切に。
・コンビニやめて、食べすぎや添加物やめて、健康志向!
などなど
物事は色んな方向から見ることが出来ます。
そうすることで「お金が使えない…」と暗くなるのではなく、
逆に心に余裕が出来ますし、色んな事に気づき、自然と自制が出来るようになります。
お金を使わない遊び・お出かけ
お金を使わないで楽しめることは、実は沢山あります。
①開拓散歩・サイクリング
散歩と一言に言ってしまうと、味気ない気がしますが
地元開拓で、自分の家の周りでも今まで行ったことがないところを歩く、サイクリングする。
最寄り駅から何駅か歩いてみると、実は駅沿いには知らなかったお店が隠れていたり。
また自分の好きな土地でも、行き慣れた場所でなく行ったことない方面に歩いてみたり…
今まで行ったことがないところを時間をかけてゆっくり散歩してみると、新しい発見があるかもしれません。
②ピクニック
天気のいい日に、バドミントンやキャッチボールなど、遊び道具とお弁当を持ってピクニックも清々しくていいお出かけになります。
陽の光を浴びながら読書したり、トランプとかウノとか、ジェンガやツイスター…
外でやるものではないですが、だからこそそれを外でみんなでやるのが楽しい!
③ドライブ
レンタカーで海までドライブや都内をめぐってみるのも楽しいでしょう。
レンタカー代はみんなで割れば、交通費を考えたら安上がりです。
遠くまでいけば、非日常を感じられてストレス解消になるかも。
④スポーツ・筋トレ
ジョギング、コートを借りてテニスやサッカー、バスケットボール、バドミントン、バレーボール、水泳…
スポーツは場所と道具さえあればできるものが多いです。
また、ジョギングは色んなところで出来ますが、コース次第で景色も楽しめるのがとても良い点です。皇居ランや代々木公園、目黒川沿いや、墨田川沿いで自然を堪能したり、東京駅周辺で都会ながらも緑があったり、綺麗でギャップのある景色を楽しむものおススメです。
⑤ウィンドウショッピング
お金を使わなくても都会には出たい!という方には、ウィンドウショッピングが最適。
表参道や日比谷、銀座や新宿、恵比寿、横浜、…上げればきりはないですが、行きたい場所へ、買い物をしなくても見て回って、気になるものがあれば鏡で合わせてみたり、雑貨屋さんを回ってみたり、デパートがあれば今の流行りをリサーチしたり…
お友達と会話しながらウィンドウショッピングすると、すぐに時間が経っています。
また、お店の人に悪いし…という優しい気持ちをお持ちの方は、
声を掛けられたときに「下見で来ていて今日は買わないんです」と最初に伝えてしまえば、店員さんも理解してくださいます。
今はどんなものが人気なのか、実際見てみたらこんなに素敵なんだ、逆にそこまで出なかった、とか、今後の下見になりますよね。
沢山のものを自分の目で見たり、出会うことは、見る目を養うことが出来ますので、これもおすすめです。
⑥読書・図書館
本を読むことは、人の経験を疑似体験できること。
また人の考えや物事の見方を学べますので、自己の成長にはとても大切な材料でしょう。
また図書館に行けば、その本を無料で!たくさん見ることが出来るという、素晴らしい場所です。
そして読書というと、自己啓発本や難しい本が浮かんできがちですが、
これは勿論、小説でも、漫画でも、絵本でも構いません。
どれも自分の世界ではなく、他人の思考や視野、そして知恵を学ぶことができます。
何かに特化した本であれば尚のこと勉強になるでしょう。
⑦モノづくり
小さいものは、アクセサリーやポーチ、フェルトで作ったぬいぐるみから、
大きいものであれば、洋服、和服、DIYまで
もの作りが好きな方は、始めたらキリがない位にはまってしまう方もいらっしゃいますよね。
ペンキを塗って家具の色を変えてみたり
もとあるポーチに好きな端切れやフリルテープなど貼ってみたり、
シャツのボタンを変えて自分だけのデザインにしてみたり。
1から作るまでしなくても、「少しアレンジする」くらいの気持ちで
やってみても面白いかもしれません。
⑧録画撮りだめ・DVD鑑賞
TV大好きな方には、録画撮りだめを見る時間は必須ですよね。
また、DVDで映画鑑賞も。
ドラマや映画など、番組なども、読書と同じで新しい知恵を学べたり、視野が広がります。
読書とは違い、目で見て吸収できますので、とてもわかりやすく、感情が動かされることも多いでしょう。
“お金を使わないこと”で気を付けてほしい事
ここまでお金を使わない方法をお話してきましたが、
“お金を使わない”ということで、気を付けて欲しいことがあります。
大事なことですので、こちらもしっかり目を通してください。
①「お金を使ってはいけない」と勘違い
「お金を使わなくても平気」であることと「お金を使ってはいけない」のでは雲泥の差です。
使ってはいけないと思い込んでしまうと、
【我慢】を強いられているようでかなりのストレスですし、本当は使った方がいいところでもお金を使うことに躊躇してしまうようになるからです。
これでは、本末転倒。
しっかり使いたいことに使えるように、日々の生活を見直しているはすです。
その一方で、「使わなくても平気!」と考えられると、心のゆとりが全く違うのです。
“やりくり”をする上では、この金額の中でここまでやりくり出来ちゃった!というような気持ちで取り組むようにして下さい。
そしてお買い物に行く際には、この金額は自由に使っていい!と金額を決めて持っていくといいでしょう。
このようにメリハリをつけてお金を使うことで、生活も充実します。
②「お金がない」を口癖にしない
言霊と言って「お金がない」を口癖にすると、どんどんそのお金がない状況を引き寄せます。
「お金がないから今日は止めておく…」とか、「お金がないから買えないや~」なんて言わずに
「今日は遠慮しておくけど、また次回誘ってね!」や「これよりも素敵なもの買うために、今回は見送る!」
など、プラスな言葉に変換してみて下さい。
その良い状態を引き寄せますし、
それに加えて、言葉を使う方も、聞いている方も気持ちがいいものです。
③物の価値を見極める
お金を使わないことばかりに目を向けてしまうと、その物自体の価値を考えず「購入しない」と決めてしまう場面が増えてしまう可能性があります。
例を挙げると、
『お金を使いたくないから、クーラーをつけるのを控えようと決めてしまう。』
ですが最近は温暖化現象が進み、真夏日に家の中で過ごすと熱中症になる人も沢山います。
そんな中でクーラーを使わないと決めたことにより、熱中症になり体調を崩して仕事を休むことに。
その結果、病院に行きお金がかかる。
これではクーラーを使っていたほうが何倍も良かった…となってしまいますよね。
つまり、そのお金を使うことにより得られるものが、自分にとってどれだけ価値のあるものなのか。
それをしっかりと見極められるようにならなくては意味がありません。
クーラーは必要だ
⇓
しかし環境へも配慮したい
⇓
設定温度を低過ぎないように調整しよう
⇓
そこまでお金もかからなくなるし
⇓
適度に快適な生活
このように現実的な話でなくとも、
実際にその商品やサービスが、自分にとって本当に必要なことなのか。
価値が見極められて、
なおかつそこで
必要で適度なお金を使うことが、何より大切なことなのです。
まとめ
- お金を使わない ということ
- お金を使わない生活
- お金を使わない遊び
- “お金を使わないこと”で気を付けてほしい事
お金に限らず、物事は見る人次第で
見方や考え方を変えるだけで、全く姿を変えるものです。
「お金がない…」「お金が使えない…」と、
気を落としたり気に病むのではなく、見方・思考を変え、ストレスないよう現状を楽しむ努力をすること。
そうしてみると、いつの間にか心には余裕が出来、今まで見えなかったものが見えてきたり、楽しむことができる自分に自信もつくでしょう。
そして自然と、必要最低限の“お金”や“モノ”しか欲しなくなり、自制が出来るようになってくるはずです。
心豊かに生活していけることが何より幸せに繋がるのではないでしょうか。
お金を使わないための
さらに詳しい方法は⇒こちら
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